古書に親しむ in シアターキノ with Hokkaido Book Sharing

[2010/03/18 更新]


みんなの古本が他のみんなのために甦る。

先日、「パレード」という邦画を観にシアターキノに行ったら、
こんな本棚が設置されていることに気がつきました。

そのときは、これから見る映画のこととかをぼうっと考えてて
ふうん、古本も売ってるんだー、くらいにしか思わなかったんです。

でも、たまたまキノのサイトを見ていたら、
「古書の町 in キノ」出現!」という言葉が目に入り、
よくみると、北海道ブックシェアリング主催と書いてある。

なんか聞いたことがあるような気がするけど
なんだろう。

それで、北海道ブックシェアリングの活動をしている荒井さんに
お話をお聞きしました。

北海道ブックシェアリングは、2008年1月から活動をはじめました。
家庭などで不要になった古本をおもに札幌で集めて、
それを、本が必要な道内各地の学校、施設などに寄贈しています。
その数、なんと年間1万冊!

これだけの冊数の本を、整理したり補修したりするのは
さぞかし大変なのではないでしょうかね・・・。

また、書籍をはこぶのにトラックを借りるので、そのレンタル代や
燃料費も必要なので、ボランティアの労働力だけで!という
わけにもいかず、どうしても収入が必要です。

そこで、シアターキノ北海道ブックシェアリングへの協力という形で、
古本を売るスペースの提供と、手数料なしで販売の代行をおこなっているというわけです。
いろんな本があって、とても素敵なスペースです。


私は日頃、札幌都心をうろうろしていて、
周りには大小の書店があるし、古本屋さんもいろんなタイプの
お店がいくつもあって、とにかく本を手に入れる環境には
まったく不自由がありません。
ちょっと都心から離れても大型の書店がある。

そういう感覚だと、「本が無い環境」というのがピンと来ない。
しかし!じつは札幌を離れると本屋さんって、本当に、無い。

コンビニでしか売っていない町も。
でもコンビニは本屋さんじゃない・・・。

じゃ、図書館は?
図書館さえない市町村もある・・・・。

北海道内で、札幌と、札幌以外の本をとりまく環境って
相当ちがうんですねえ。

欲しい本があればもちろん通販でも買えます。
でも、インターネットをつかえない人にはそういう制度はつかえない。

それに、通販では、なにげなく棚に並んでるのをパラパラとめくってみたり、
店員さんや司書さんに聞いてみたりという
書店や図書館のような本との出合い方はできないですよね。

あと、「場」としての書店や図書館というのもある。
たとえば待ち合わせをしたり、時間をつぶすのに
本屋さんにふらりと立ち寄る。
「そういう中で、図書の世界の広がりができるんです」と
荒井さんはお話してました。


特に子どもにとっては、「本のある雰囲気」とか
本がまわりにたくさんある環境を体験すると
本に親しむチャンスがぐっと広がるそうです。

シアターキノの古書コーナーの本は、
文化、ミステリー、自然科学など、幅広く250冊も。
毎週、荒井さんが補充に来ます。

私もまた、ぶらりと遊びに行って本を手にとってみようと思います。

今年、2010年は、「国民読書年」です。

[関連サイト]
シアターキノ Theater Kino
北海道ブックシェアリング
政府広報オンライン「国民読書年」

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