2007年、東京の渋谷にシブヤ大学というものができました。
この「大学」の授業で先生になるのは、
ダンサーや料理人、俳優など、街にいる、面白い人たち。
「学問」とは違った学び合いができる、
地域密着型の新しい教育のカタチです。
札幌でも、同様の考え方の「札幌オオドオリ大学」
いよいよ2月6日からはじまります。
「なんだか楽しそう」「面白いことがはじまりそう」
そんな期待が高まっています。
24才の学長、猪熊梨恵さんに話をお聞きしました。

(2)人のつながりがあるまち。

[ 2010/01/05更新 ]
てく今サツエキ(札幌駅)の話が出ましたけど、
ぼくも札幌出身で、街へ行こうというと
やっぱりそれは大通っていうイメージがあります。
でも、最近はサツエキも便利ですよね。
サツエキに行ったりするときに
大通と比較してみることはありますか。
猪熊大通のほうが商店街があって、っていう
イメージがありますね。
もともと自分は、学生時代から
狸小路でイベントをやったりしていたんですよ。
てくそうなんですね。
猪熊街の人と顔を合わせてお話もしたし、
アドバイスをくれる人って
結構大通に多かったかな。

札幌駅の場合はどちらかというと
駅ビルとしての要素が強いですよね。
私はあまり北のほうには行かなかったりするので、
未知な部分が自分にはありますね。

 
てくなるほど。
大通は、商店主さんとか町で暮らしている人の
顔が見えるという面が、
街の大事な要素になっているということですね。
猪熊前に務めていた会社がimprovideというんですけれど、
事務所が二条市場の近くにあって、
1階にお肉屋さんとかおにぎり屋さんがあるんです。
おにぎりが余ったら上まで持ってきてくれて
「これ食べな」って言ってくれたり、
肉屋のおばちゃんは、1回も買ったこと無いのに
「食べていきなねえちゃん」って言ってくれたりしたんですよ。
てくへえ。
猪熊「元気?」とか、「今日天気いいね」という会話を
2年くらいしていると、やっぱり
いつかお肉を買うときはここで買おうとか、
人に紹介しようとか、自然とそういう気持ちに
なれるじゃないですか。
まあ、実際においしいんですけど。

あと、街の歴史を人から教えてもらうことも
多かったなと思いますね。
てくそうですか。
今の札幌の人の生活の中に、そういう交流って
なかなかないでしょう。
ぼく自身も、地元では東急ストアに行って
買い物するくらいです。

そうかあ。街の中に、地域の中のそういう
コミュニケーションがあるって良いですね。
しかも札幌の都会の真ん中でね。

なるほど。大通というまちを名前につかった理由が
なんとなく見えてきました。
そこで、そういうオオドオリ大学って
いったい何をする場なんだろう、
という話に移りたいと思います。
 

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