2007年、東京の渋谷にシブヤ大学というものができました。
この「大学」の授業で先生になるのは、
ダンサーや料理人、俳優など、街にいる、面白い人たち。
「学問」とは違った学び合いができる、
地域密着型の新しい教育のカタチです。
札幌でも、同様の考え方の「札幌オオドオリ大学」
いよいよ2010年2月6日からはじまります。
「なんだか楽しそう」「面白いことがはじまりそう」
そんな期待が高まっています。
24才の学長、猪熊梨恵さんに話をお聞きしました。

(1)ドリ大って呼んでます。

[ 2009/12/25更新 ]
てく今日はよろしくお願いいたします。
猪熊よろしくお願いいたします。
てくざっくばらんに聞いていっていいんですよね。
答えづらいことも聞いちゃうかもしれないので、
それは言えないわみたいに言ってくれてかまいませんので。
猪熊わかりました。そのときは黙ります(笑)。


てくまず、面白いなと思っているのが、
「札幌オオドオリ大学」っていうネーミングなんです。
シブヤ大学も地名をカタカナにしていて、
名古屋では大ナゴヤ大学で。
「オオドオリ」とカタカナにしたネーミングにこめた思いとか、
そもそもシブヤ大学というのが先にあったんですけれど、
そういうものを札幌で始めるにあたって
「大通」という場所を選んだ意味などを聞いてみたいです。
猪熊私たち札幌市民って「まち=大通」
っていうとこ、ありませんか。
てく札幌の人は「まち行こうよ」って、言いますよね。
猪熊私は、生まれも育ちも札幌なので、
友達とまち行こうよって言ったときに、
それは、イコール「大通」なんですね。
そういう響きって小さいときからあります。

あの、大通は、漢字をみると
「大きい通り」じゃないですか。
てくはい。
猪熊そのまんまなんですけど。
やはりそこには、人が培ってきた「道」というのがあるのと、
人がたくさんいるからこそ
「大きな通り」なんだろうということがある。

あと、札幌の街の歴史を見ても、
大通が出発点のゼロというか・・
そこから開拓をしていったという部分がすごくあると思うので、
大通の地域性に特化したいという意味ではなく、
ネーミングが持つパワーに注目して
「札幌オオドオリ大学」という名前にした
というのはありますね。

てく「ドリ大」、いいですよね。
猪熊(笑)
てく「ドリ大」って言うんですよね、みんな。
猪熊言ってますね。
てく面白いですよね、
「ドオリ大」でもなく。
猪熊でも「ドオリ行こうよ」とかって、言いません?
てくそっか。
若い人たちが大通のことをドオリって言うのが
もともとあるから・・・。
それがさらに短くなって。
猪熊「ドリ大」。
てく僕らの世代は「ドオリ」とは言いませんが(笑)。
猪熊澄川駅を「スミエキ」とか、自衛隊駅を「ジエキ」とか。
てくへえ!
あ、札幌駅を「サツエキ」なら言います。
猪熊そうですよね!サツエキ。
そういうような感覚の、「ドリ大」。

で、夢は開校式のときにドリカムを呼びたい・・んですけど。
てくおおおお。
猪熊すごい「夢」ですけど(笑)。
いろんな方に言っておいて、誰かに引っかかればと思って。
酒井さん、ぜひドリカム引っ張ってきてください!


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