オオドオリ大学がはじまる! アーカイブ

(9)本を編集するようなお仕事。

てく プライベートでは、どのようなことに
関心を持っていらっしゃいますか。
猪熊 アウトドアです。
てく へえ。山を登ったりですか。
猪熊 登りたいんですよね。
登ってないけれど(笑)。

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(8)人生一度きりなので無茶していいかなって。

てく 猪熊さんは、建築専攻でいらしたけれど、
いろいろなジャンルを経て
現在に至っているというわけですね。
猪熊 建築だったのですが、いつのまにか。
てく こういうことをしているわけですね。
へえ、そうですか。24才で。
ぼくよりいろいろな世界を見てきて。
今までやってきたことが、
オオドオリ大学で生かせそうですね。

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(7)知られてないならつないでみよう。

てく ご自身のこともうかがいたいんですが。
札幌市立高等専門学校では
建築デザインの専攻だったんですよね。
その後は建築事務所におつとめではないんですか。
猪熊 高専に5年間行って、そのあと
専攻科というところに行って、
1年間休学しました。
母親が介護施設、グループホームを
やっているのですが、
そこでヘルパーを1年やりました。

そのときに、この前まで務めていた会社の社長が
起業したいと。
私の2つ上なんですけど、大学卒業してすぐですね。
じゃあ手伝うよと。
彼は経営学部だったので、売るものを作る技術は
ないけれど自分には営業スキルがあることがわかっていて、
なぜかウェブを作ろうと。
・・・だれも作れないのに。

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(6)才能に触れる、交わる。

猪熊 シブヤ大学を例にあげると、
なぜシブ大が必要だったかということを
勝手な私の意見として言うと、あそこ(東京)は
情報を持っていれば持っているだけ、自分が着るよろい(鎧)が
大きくなっていくんですよね。
そのよろいは自分を守るものにもなるし、
人とコミュニケーションを取るための材料としても使える。

札幌の場合はどうかというと、札幌って
交わらなかったら交わらなくてもいいっていう
考えの人が多いと思うんですよ。

てく そうですか。
猪熊 建築だけでいいやって思える人もいるだろうし、
いやいや、アートも写真も好きなんだよねっていう人も
いると思うんだけど。
なんか、そこに(交わることに)
いかに面白みを持てるかという人が
渋谷のような街には多いという気がする。
それはたぶん、渋谷という街には、
それを求めて行っているから。

てく あー、なるほど。
猪熊 自分が持っているの情報量がすでにたくさんあって、
次に専門分野と違うところでコミュニティを作っていって
そこで自分を出していったときに「先生」になれる、
というところで、
自分はこういうことができるんだと発見したり。
生徒になったときには、こんな人も先生になれるんだという
発見があると思うんですけど。
札幌の場合はそれをしなくても、正直、生きていける。

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(5)倒れるぞー!みたいな授業も。

てく オオドオリ大学は誰でも先生になりうる
ということですが。
オオドオリ大学で言う「学校」の中で、
先生とか学生って、どういう人なんでしょうか。
もう具体的に話しかけてる人はいるのですか。
猪熊 それこそ、サッポロビールの方とか。
てく あ、いいですね。
(注:この取材は昨年10月に行われたものですが
すでに12月にはサッポロビール博物館での
オープンキャンパス授業が開催されています)

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(4)入門だけやります。

てく いわゆる学校法人以外の授業とか講座って、
公共施設での生涯学習だったり
民間のカルチャーセンターでも実施していますよね。
こういうものとオオドオリ大学の違いって何でしょう。
猪熊 決定的に違うのは、授業が無料で、
先生も無料で参加していただくところですね。

で、お金を払ってもらわないので1回キリの授業なんですよ。
あくまできっかけづくりであって、
先生には初級編しかやってもらわないんです。

てく 「入口」だけつくる。
猪熊 入門だけやって、気になれば自発的に動いてね
という方向に導くところが、
大いに違うかな。
てく はい。
猪熊 私たちは、自分たちが気になったテーマを
投げかけていって、
響く人に響いてもらうというのが
作業としてあるのかなあと。
てく それに引っかかった人たちの中から
自発的に、例えば「サボテンゼミ」とかが
生まれていくんでしょうね。
猪熊 そうなんです。
一つ目標としてあるのは、
シブ大(シブヤ大学)の例でいうと
「ゼミ」とか「サークル」とか「補講」っていう
ネーミングのものです。
いずれも、生徒の自発的なもので、その中で
「こういうふうに、やりたいんだけどノウハウがない」とか、
人を知らない、というところを
じゃあ、私たちが、こんな人がいるから
一緒にできるんじゃないですか
っていうサポートもできれば、広がっていくんじゃないかなと。

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(3)授業を 思い→行動の場面転換に。

てく そもそもオオドオリ大学って
一言で言えば、どんなことをするのでしょう。
猪熊 「街の再発見」。

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(2)人のつながりがあるまち。

てく 今サツエキ(札幌駅)の話が出ましたけど、
ぼくも札幌出身で、街へ行こうというと
やっぱりそれは大通っていうイメージがあります。
でも、最近はサツエキも便利ですよね。
サツエキに行ったりするときに
大通と比較してみることはありますか。
猪熊 大通のほうが商店街があって、っていう
イメージがありますね。
もともと自分は、学生時代から
狸小路でイベントをやったりしていたんですよ。
てく そうなんですね。
猪熊 街の人と顔を合わせてお話もしたし、
アドバイスをくれる人って
結構大通に多かったかな。

札幌駅の場合はどちらかというと
駅ビルとしての要素が強いですよね。
私はあまり北のほうには行かなかったりするので、
未知な部分が自分にはありますね。

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(1)ドリ大って呼んでます。

てく 今日はよろしくお願いいたします。
猪熊 よろしくお願いいたします。
てく ざっくばらんに聞いていっていいんですよね。
答えづらいことも聞いちゃうかもしれないので、
それは言えないわみたいに言ってくれてかまいませんので。
猪熊 わかりました。そのときは黙ります(笑)。

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猪熊理恵さんプロフィール

札幌オオドオリ大学学長。

1985年 札幌生まれ。丑年。札幌市市立高専インダストリアルデザイン学科建築コース(5年間)を卒業後、同校、専攻科に入学。2008年春・修了(学士取得)卒業後、2008年春から株式会社インプロバイドに所属し、ウェブマガジンmosslink・age(モスリンケージ)を担当。2009年9月10日付けで退社。現在は2010年2月開校予定の札幌オオドオリ大学 学長として奮闘中。
学生の頃から、狸小路をステージとした移動型アートパフォーマンス”コン・プラ”をはじめ、北海道内の学生作品展“STEP”の初代実行委員として活動。母親がグループホームを経営している為、専攻科在学中にヘルパー2級を取得し、1年間休学し”介護”を体験する。また、在学中に友人であった、小林元(現・株式会社インプロバイド社長)と共に、株式会社インプロバイドの設立(2007年・夏)に関わる。在籍中はライジングサンロックフェスティバルのキッズエリアのディレクションを2年間担当。他、ワークショップやトークショーのディレクションを手がける。また、“クリエイターと企業をつなげる”mosslink・ageを担当。デザインマネジメントをされている企業や札幌のクリエイターへのインタビューを通して、情報を現在も配信中。

札幌オオドオリ大学オフィシャルサイト
mosslink・age
猪熊梨恵さん個人ブログ