オオドオリ大学がはじまる!
2007年、東京の渋谷にシブヤ大学というものができました。
この「大学」の授業で先生になるのは、
ダンサーや料理人、俳優など、街にいる、面白い人たち。
「学問」とは違った学び合いができる、
地域密着型の新しい教育のカタチです。
札幌でも、同様の考え方の「札幌オオドオリ大学」
いよいよ2010年2月6日からはじまります。
「なんだか楽しそう」「面白いことがはじまりそう」
そんな期待が高まっています。
24才の学長、猪熊梨恵さんに話をお聞きしました。

(9)本を編集するようなお仕事。

てく プライベートでは、どのようなことに
関心を持っていらっしゃいますか。
猪熊 アウトドアです。
てく へえ。山を登ったりですか。
猪熊 登りたいんですよね。
登ってないけれど(笑)。


猪熊理恵さん

てく サイクリングなんかもされるのですか。
猪熊 自転車もほしいんですけど
お金がなくて買えないんですよ(笑)。
今日もチャリで来たんです。
高校時代から乗っているやつで。
てく かっこいいですね。
猪熊 ルイガノとか乗りたいですけどね。
なかなか買えなくて。
よろしくお願いします。
アハハハハ(笑)。
てく アハハハハ(笑)

札幌オオドオリ大学がはじまる!by札幌てくてく 

猪熊 先日、初めてサケが遡上するのを見たんですよ。
夜札幌を出て積丹に行って、
川の上からライトを当てると
サケが上にがんばって登ってる姿があって!
てく へえ!
猪熊 たぶん食育とかも、実体験が一番強いんだなと思います。
実際に現地に行って、
このサケががんばって生きてるのを
無駄にしないようにおいしくたべようねっていうのが
食育じゃないかなと思っていて。
きのこにしても、竹の子にしても。

だからすごく農業にも興味があったりします。

前の会社にいたときも、会社で
市民農園1つ借りてたんですよ。

てく 会社で。面白いですねえ。
毛虫つぶしたりもしたんですか。
猪熊 つぶさないです。草ぼうぼうで(笑)。
それも楽しかったりとか。
そういうのが好きなんですね。
泥臭いことが。
てく 都市だけじゃなくて、
農ともつながっていきそうですね。

札幌オオドオリ大学がはじまる!by札幌てくてく

猪熊 それが北海道という大きいところになれば、
札幌からのツーリズムとして、
富良野で香りの授業をしましょうとか、
釧路に丹頂鶴を見に行きましょうとかも
したいですね。
遠いけれどもそういうふうに2、3日かけて
出かけるのもいいですね。

そこに参加した30人が30人、
札幌に持って帰ってきたときに
富良野ってすごくよかったんだよね、とか
今まで思ってなかったことを発見できたとか
そういう会話ができますよね。
私がサケを釣ったときと同じで。

自分が東京に行ったとき、
「実はサケを釣ったんだよ」「へえ!」って
なるじゃないですか。

てく 外の人たちに札幌の良さを伝えたくても、
札幌ならではの体験って、実は
札幌の人はあまりしてないかもしれないですね。

体験してもらって、
自分の言葉でみんなに伝えるきっかけを
作れるといいですよね。

猪熊 そうですね。
あの、すごい雑食なんです。私。


てく それがたぶん、
オオドオリ大学の雑食性につながると思うんですけど、
それは大事なんだと思います。
猪熊 編集者ではないんだけど、
「好きな本を作って良いよ」っていわれたら、
じゃあこういう本っていうような、
本で言えば編集に似ている感じがあります。
てく オオドオリ大学の学長のお仕事は
編集することなんですね。

猪熊さんが「これがいい」っていうフィルターを通すと、
ああそうだね、というふうに伝わると
いいなと思うんです。

猪熊 会社の社長であれば、その会社という「本」を
つくるように会社を作っているのだと思うんです。
商店を作るのも「編集」だと思うし。
自分の生活スタイルを作っていくというか、
そういう意識を持って生活をすると、
見えるものがぐんと広がったり、
行ける範囲が広がったり、行こうと思えたり
するのではないかと思います。
そこをくすぐるようなことって、
すごく楽しい。
てく ドリ大で、「くすぐられる人」が
たくさんできるといいですね。

今日はどうもありがとうございました。

猪熊 ありがとうございました。

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インタビュー・酒井秀治(ノーザンクロス)/写真・堤綾佳(ノーザンクロス)