「メタボにさよなら」ランチ
お肉大好き、高カロリー&高脂質メニューが大好きな伊田が、 メタボリック症候群を気にしながらも “健康的”なお昼ごはんをめざして札幌都心をさまよいます。 ヘルシー度合いの基準は、あくまで本人の独断。 さあ、今週は、どこのどんなランチを食べるのか? 「メタボにさよなら」しそうなごはんを選べるのだろうか? 週1回くらいの連載に乞うご期待!

南京亭で「カツカレー」

□お店:「南京亭」
□食べたメニュー:カツカレー」(大盛650円)
□ヘルシーポイント:心に昭和、なところ。
※あくまで食べた本人の主観です。

最近はコジャレた店ばかりで・・・とお嘆きの諸兄に。
札幌の中央バスターミナル地下の食堂街をご存じだろうか。
もし、未体験ならばぜひ一度おすすめしたい。

ビル地下の飲食店というのは、どこもそれぞれ
独特の雰囲気を持っているものだが、
札幌の真ん中で、ここほど懐かしい匂いを醸し出している地下を
私は知らない。

中央バス札幌ターミナル地下食堂街入り口

地下へ降りる階段の雰囲気から、すでに心おどるのだ

さらに信じられないのは、以前はここに
パチンコ屋さんまで入っていたことだ。
中央バス、恐るべし。

おでん、中華、洋食、ラーメン、定食。なんでもござれの食のデパートなのだ

さて、ここに「南京亭」というカレーショップがあり、
今回はそこでカツカレーを食べた。

明日(2011年5月31日)、閉店する「南京亭」のカツカレー(大盛)


どこがヘルシーかと誰もが思うだろうし、
本人も「身体的」ヘルシーという視点は今回、捨てているのだ。
この空間に身を置いて食べる昼メシ
(間違ってもランチではない)そのものが、
心の深いところの何かを
活性化してくれるような気がするのだ。
まあ、言い訳だけど。

「南京亭」は残念ながら5月31日をもって閉店するそうだ。
一体、ここで何年間、どれだけのカレーを盛ってきたのだろう。

例えば私は地下鉄通勤者だが、たまには夕刻この地下街で
一杯かるくひっかけてバスで帰るという日があったっていいではないかと、
ろくに酒を飲めない軟弱モノに、そんな妄想を抱かせる昭和の「場」なのだ。

(伊田)


南京亭
札幌市中央区大通東1丁目3中央バス札幌ターミナル地下
※2011年5月31日で閉店します
※お店の情報は掲載日現在のものです。
中央バス札幌ターミナル
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