インドア化石探検!in大丸札幌店

[2008/01/21 更新] ( てくてく )

行ってきました、「札幌はむかし海だった!!!」展にあわせて開催された、「大丸化石探検隊」。百貨店の中で化石さがし?!この、ぜんぜん違うイメージの組み合わせが、なんだか面白そう!
化石の先生のお話を聞きながら、
建物につかわれる石材の中の化石を発見しに・・・・・レッツ・ゴー!


2008年1月16日〜22日のあいだ、
大丸札幌店で「札幌はむかし海だった!!!」展が
おこなわれています。

1階と6階の2つのフロアでの開催なのですが、
まず、インパクトがあるのが、
1階JR側入り口からすぐ目に入る、
全長7メートルもあるサッポロカイギュウの復元模型です。

多くの人が出入りする場所にサッポロカイギュウが!
みんな興味津々でながめていきます。

百貨店1階の、おしゃれなフロアに、
サッポロカイギュウ。

で、サッポロカイギュウってなあに?という話ですが・・

カイギュウというのは海に住む哺乳類の中で
唯一の草食動物だそうです。
ジュゴンとか、マナティーとか。

サッポロカイギュウは、820万年ほど前に、
札幌のあたりに生息していた、
体長7、8メートルの大型のカイギュウ。
そう、その頃は、札幌は海だったんですね。

その化石が発見されたのが、2002年
南区小金湯の豊平川なんですが、
これが、当時小学生の女の子とお父さんが
自然探索していたときに、偶然に発見したんだそうですよ。

発掘は、市民や学芸員でおこなわれて、調査の結果、
これが世界的に重要な発見であることがわかったそうです。

さて、一方、6階の展示。
フロアの中央にある「パパスカフェ」と隣り合った
スペースは緑で囲まれ、
パネル展と、ビデオ上映のスペースになっていました。

Q&Aコーナーでは、
子どもたちが、札幌市博物館活動センターの学芸員に
アンケートで質問できます。
掲示板には、子どもたちの質問1つひとつに
丁寧に回答しているものが、
びっしりと張られていました。

質問を読んでいると、
「カイギュウはおへそがあるのですか」
「カイギュウは産卵するのですか」
など、子どもたちから出された素朴な、いい質問に対し、
「カイギュウは、みなさんと同じ哺乳類なので
 おへそがありますよ」
などと、先生の回答もとてもわかりやすく、
これだけ読んでいてもたのしいです。


本日の私のお目当てのイベントは、
11時から開催の「化石探検隊」。
北海道教育大学名誉教授の木村方一さんが
先生です。

「化石探検隊」は、まず貝のお話からはじまりました。

これから探検するのは、ビルの柱や壁につかわれている
石材の中にある化石です。
こういう石材には、貝やウニなど海の生物の
化石がみられるそうです。


石材は、石をカットしてつかわれるので、
その中にはいっている化石も、
断面になっているんですよね。

だから、貝やウニなどの断面がどうなっているのかを、
それぞれの生き物が、
どういう形をしているのか、
口や肛門、足がどこにあって、
どういうふうに生きていたのかを、
木村先生が、実物の貝殻などをつかって
詳しく説明してくれました。
ホタテ貝が泳ぐようすも、貝殻をぱくぱくと動かして実演。

先生のお話を聞きながら想像すると
じつにリアルに、貝などが悠々と海で
生活するようすが浮かんできました。

ウニが食べているものはなんでしょう。
先生からクイズがでました。
「海藻〜!」
元気のいい返事がかえってきました。

「そうですね。
 ウニは昆布など冷たい海で育つ海藻を食べています。
 でも温暖化で海があたたかくなると、
 ウニが食べるものがなくなってしまうんですね。
 そうなると、みんなが大好きなウニ丼も
 食べられなくなっちゃうんですよ。」

温暖化の影響の、わかりやすいお話でした。

さあ、海の生き物のいろんなお話を聞いたので、
いよいよ大丸の中を探検ですよー!!

2階にいって、柱を見てみます。

でこぼこのあるところに
わりと多く化石が見られます。

小さい有孔虫は、ルーペをつかって発見!

そして1階のカルティエ前に移動。

ハイブランドのお店と
サッポロカイギュウの組み合わせが、すっごく面白い。
アートにさえ見えます。

ここの黒い石はイタリアから送られてきたものだそうですが、
先ほど見た白い石よりも、
だいぶ見やすいんです!
しかも、ものすごくたくさんの化石が!!!

大人も、ハマりはじめました。
そうとう夢中になってきています。

入り口の風除室にも、
大きなウニの化石がありました!
こんど行ったとき、また見てみようっと・・・!

どの人もたのしそうに参加していましたが、
実際参加してみての感想はいかに。

「たのしかった!」
と話してくれたのは、
中央区から参加した小学校1年生
疋田静来さん。
静来さんのお父さんも、
「大丸にこんな化石があるとは思わなかったので
 びっくりした」
ということでした。

こういう機会がたくさんあると、
たのしいですよね!



この企画は、札幌市博物館活動センターが、
1日に何万人ものお客様がおとずれる百貨店で
ぜひ多くのかたに、世界的に重要な化石である、
サッポロカイギュウを見ていただきたいという希望と、
大丸札幌店側の、札幌市に社会貢献したいという希望とが
マッチして実現したものでした。

札幌市博物館活動センターは、
北1条西10丁目リンケージプラザ5階にありますが、
これまでもセンター外で展示など
イベントをおこなってきました。

学芸員の古沢仁さんは、
今回のサッポロカイギュウ展や「化石探検隊」を
どのような気持ちで開催されたのでしょう。

「札幌はむかし海で、こういう生物がすんでいて、
 環境の移り変わりがあって地形など変わっていった。
 そういう流れの中で、いま人が住むようになった、
 ということに気がついていただければいいなと思います。
 
 今回、サッポロカイギュウを
 多くの、そしてさまざまな方が訪れる百貨店で展示することで、
 博物館活動センターに足をはこばない多くの方にも
 見ていただき、関心をもっていただくことができてよかったです。」

素敵なコラボレーションですよね。

札幌市博物館活動センターでは、
これからも、さまざまな場所で
このようなイベントを開催していきたいとのことです。


私自身も、このイベントによって、
これまで何気なく目や耳にしていた
「サッポロカイギュウ」や「札幌市博物館活動センター」というものと
あらためて向き合うことができました。
また、いつも目にしている石材に
こんなにたくさん化石がいるんだ、ということを
発見できて、たのしい時間でした。

それにしても
このイベントに参加したがために、
しばらくの間は、
大丸さんで買い物をするとき、
または街を歩くとき、
壁や柱の化石を気にしながら
歩く人になるんでしょうね(笑)。

[関連サイト]
札幌市博物館活動センター
http://www.city.sapporo.jp/museum/
大丸札幌店
http://www.daimaru.co.jp/sapporo/

[札幌てくてく関連記事]
2008.1.11「化石を探そう!ツアーin大丸」

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