12月08日(土)アート展のオープニングに行った。昭和がそのまま手付かずで残っている空間に、アートが溶け込んでいた。ICC+S-AIR EXCHANGE PROGRAM EXHIBITION。この素材をこんなふうにつかうの?という大胆な発想による作品と、懐かしいような、かっちりしすぎていない手づくり感のある昭和な空間。その「いい塩梅」のバランスの中で、ほんわかとした「ゆるさ」が心地よいオープニングでした。
入り口に、象の大きな人形や、たくさんの看板があるビル、第2三谷ビル。
東急ハンズの隣りにあるこのビルは、昔から密かにクリエイターが集まる、
面白い場所だったそうな。
管理人室としてつかわれていた6階が空いて、
そこを使ってみようとS-AIRが注目。毎年行われている海外アーティストが札幌に滞在して、地域と交流しながら作品をつくっていくというプログラムの中で、作品展を行うことにした。
まあ、まずは見てくださいな。
こんなふうに、水産かんけいの、木箱が素材のアートが。

そっか〜〜。
こうして、たくさん見ると、色が揃ってる。
ユリアさんの、木箱をつかったこの作品は、「CATCH」。

空の箱が、海原の大波のようにザッブーン!!!
・・・・・と、今にも動き出しそう。
これ、部屋いっぱいに広がる作品なんです。
でも、一週間でつくったということで!
札幌市立大学や北海道教育大学の学生さんたちが
制作を手伝ってできあがったそうなんですよ!
なんかすごくいいっす!!
作ってる過程などは、S-AIRのこちらのブログに日々更新されてますよ。
ユリア・ローマンさん。
この黄色いキャンドルホルダーは・・・マグロの骨でできてます!

奥にこんな小部屋が。
マグロのキャンドルホルダーをぐるりと灯してます。

じつはその壁のような棚のようなパーツは、
古平の「どさんこたらこ」の箱だったりして。

なんかすごいんです、たらこルームも。
この作品、水産資源の過剰消費をテーマにしているんだそうです。
「CATCH」という英語は、捕獲とか奪うとか、ネガディブな意味もあって、
大量に獲って、大量に買われていった後の、
空っぽの箱が海の形になっていることによって、
「何も残っていない海」を表現しているんだそうです。
そういう自然界と人間の関係をテーマにした
シリアスなメッセージを持つ作品でありながらも、
どこかほんわかとしたユーモアを感じたのは、
私だけではないと思うんです。
では、別のお部屋にも行ってみましょうか!

くつろげそうな空間です。
社長いすが見えますが、、、
ん?!社長いすですか?これ・・・・。
かわいい模様が見えます。

乳牛や、サイロがいっぱい!
いっぱい、いっぱい、いすの上の模様になっています。
牛さんの世界が広がっています!!!
かわいすぎて、もったいなくて社長さんでも座れません。
これは、台湾からのレジデント、チェン・イェンイーさんの作品です。
ここから先も、イェンイーさんの「北国的旅店」という作品ですよ。
ちなみに、「社長部屋」から「波のお部屋」を見るとこんな感じ。(←勝手に命名)

透かしガラスがレトロですてきです。
おやぁ??寝室が見えますね・・・

灯りがとってもいい具合です。
なんだかくつろげそうでしょう。

昔のこのビルの面影がそのまま作品として使われています。

じつはこれ、昆布でできてるんですよ!!

昆布でできているって知っていて会場に来たのに、
しばらく気がつかなかった・・・・。
ちゃんと縫ってあります。
縫えるように平らにするのが大変だったそうですよ。
この障子のもようは・・・

鮭の皮。
薄く皮を剥いで、絵を描いています。
さっきの「社長いす」の牛さんを飼ってる人が住んでいるような、
北国っぽいすてきなおうちです。
手伝った学生さんたちをはじめ、
多くの人が訪れていました。

いまどき珍しい塗り壁。
塗り壁のシミのもようが、いい具合に
窓の外の景色と調和して、それ自体アートになっています。

二人の作品が、
古いビル自体もアートにしてしまったんですかね・・。
[関連サイト] Julia Lohmann | npo S-AIR | Intercross Creative Center



