スケッチ散歩「さっぽろ地下街」編
季刊誌『カイ』の連載ページの「札幌てくてく」版「サカイのスケッチ散歩」シリーズ(第1回はこちら)。第2弾は、さっぽろ地下街がテーマです。今年40周年を迎える地下街を歩いて発見したこととは・・・?

第8回 そして一服。

-- そして最後に、MISUZUで一息。
酒井 最初に休憩したオーロラタウンの「さっぽろスイーツカフェ」は
新しいところだけれど、こちらは対照的に、
ポールタウンの創設当時からあるお店。
ウォーキングの最後にここに立ち寄ってみました。
-- 地下街ができた当初からあるお店なんですね。
酒井 北海道でいちばん古い喫茶店として函館に創業した。
函館発祥なんですね。
-- ちなみに、地下鉄南北線の「さっぽろ」駅を出たところには
美鈴のコーヒー豆屋さんがありますね。
酒井 で、ここの空間は、入ってみるとすごくいいんですよ。

さっぽろ地下街 ポールタウン

-- そうですか。
わたしはいつも気になりながら入ったことがないんです。
酒井 店の入り口もいい雰囲気を出してるんですけど。
中に入るとまたいいですよ、
これ軟石をつかってるんですよ。
-- へえ。
酒井 たぶん、地下だから、薄くしたのを貼ってるのかもしれないですけど、
そうだとしてもけっこう迫力ある感じに見えて。
そこが小さい棚になっていて、古い写真を飾っています。
-- いいなあ。
酒井 北海道で一番古いというので、珈琲を飲みつつ、
『カイ』のディレクターの安田さんは
メロンジュースを飲んでいたという。
-- メロンジュースですか。
酒井 これも「北海道」だね、ということで。
「夕張メロンジュース」だったかもしれないな。
-- あ、そうなんですね。
メロンソーダのようなジュースをイメージしてしまいました。
酒井 メロンソーダではなくて、
生の果物から果汁を搾ったようなジュースでした。
あの、たまに飲みたくなるきれいな緑の
・・・ではない、メロンジュースです(笑)。
-- 珈琲もおいしいでしょうね。
酒井 おいしいですね。
すすきの側の入り口のすぐ手前なので、わかりやすいと思います。
-- これをきっかけに入りたいです。
酒井 名前もいいですよね、「MISUZU」って。
当初は「美鈴」って漢字だったんですね。
いまは「CAFE工房」と頭に付いて、かっこよくなってますね。
-- さて。ここまでのコースで、トータル500mくらい。
酒井 休む時間が、2店舗でそれぞれ20分くらいずつ休んだとしても、
歩いている時間はそんなに長くないです。
どんなにゆっくり歩いても1時間。
-- 今回については、時間もかからないし、
途中で切り上げて後からまた来ようとしても
地下鉄駅からすぐ始められますね。
しかも、全天候型ですからね。
酒井 天気悪くて町に出る用があって、
でも時間があるから地下街でも歩いてみようかしら、
と思ったときには、
北海道を探して歩くとか、床と壁を見て歩くとか、
むかしここに水槽があったのねと思ってもらうとか。
そんなふうに歩いてみると、いいと思うんですよね。
-- はい。ウォッチするテーマをなんとなく決めて歩くと
たのしいお散歩コースになりそうですね。
酒井 本当はね。ここまでくると、すすきのの地下鉄のところで
たい焼き屋があるんですよ。
昔からあるんですよ。
おいしそうな匂いがするからいいなって、いつも思うんですけど。
改札に上ろうとする手前の、東側にあります。
-- はい。匂いにつられましょう。
酒井 そしてそのまますすきのに行く、と(笑)。

(おわり)
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「さっぽろ地下街を歩く」おさんぽ立ち寄りマップ

話と絵・酒井秀治/協力・札幌都市開発公社
[LINK] さっぽろ地下街


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「さっぽろ地下街を歩く」が掲載されている季刊誌『カイ』第10号(冬号)は、現在、北海道内書店、コンビニエンスストアなどで発売中。「スケッチ散歩」は、見開きの誌面にコンパクトにまとまっています。こちらも併せてご覧ください!

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