サカイのスケッチ散歩「一条線跡」編
イラストレーターではないけれど、いつもスケッチブックを持ち歩いているスタッフの酒井秀治が、1枚の古地図の跡をたどりつつ、いまの札幌のまちを歩きます。季刊誌『カイ』連載を「札幌てくてく」が形を変えて掲載するコラボレーション企画。今回は、(旧)市電一条線というテーマです。何に出会うのかは、歩いてのおたのしみ!古い一条線の路線図はこちら

第7回 円山公園の行き止まり。


酒井 こんなわけで、あとは終点まで行く、
ということになるんですけどね。
-- はい。
酒井 あの、最後の円山公園のところは
雑誌(『カイ』の連載)では拾わなかったですけどね。
円山公園を楽しんで帰ってくるのもいいと思うんです。
-- 旧「一条線」の終点まで行って、そこでまた散歩を。
酒井 円山公園の中も歩いて、地下鉄で帰ろうかしら、
でもいいし。
-- 残る最後の謎が、円山公園の終着駅だったであろう
いまの突き当たりの「溜まり」のところですね。
酒井 「溜まり」ね。
-- この部分の道路、やたらと広いですもんね。
酒井 めちゃめちゃ広いですからね。
行き止まりなのに広い意味はなんだろうっていう。
-- ここでバスがUターンするような広さですからね。
酒井 ただ、あそこに終着の停留所はあったんでしょうね。
この誌面では伝えきれません。
歩く人は、もっともっと発見があると思いますよ。
-- 旧一条線跡を、途中電車に乗りつつも
ずうっと歩いたわけですが。
歩いてみてどうでしたか。
酒井 そうですねえ・・。
急激に都市化が進んで、むかしのものは相当埋もれていると思うので、
直接なにかその当時を思い浮かべるようなものって
探しづらいと思うんですよね。
西20丁目からの並木みたいなものはわかりやすいんですけど。
一つテーマを決めて歩くこと自体面白かったですね。
一本筋を通した上で、そこに
いろんな時代のものが折り重なって見られるので、
テーマを決めて歩くというのが、いいと思うんですよね。
-- テーマを決めて歩くと見えてくるものも違いそうですね。
酒井 たまたまぼくは並木を、むかし電車が走っていたのと
重ねて見られたんですけど、
もしかしたら違う発見もできたかもしれない。
-- 酒井さんの場合は。
酒井 でも、他の人が歩くとまた違うんだろうなあ。
-- 今回歩いたところは、連載では取り上げたもののほかにも
寄り道したくなるようなところがいっぱいありましたよね。
酒井 歩きやすい道ですよね。
-- おいしいものも時々食べられるし。
酒井 あ、でも、こういうつなぎ方は、今までの
ナントカコースというのにはなかったかもしれないですね。
-- つなぎ方。
酒井 市民ギャラリーに行って、医大の周りにも行き、
裏参道のほうにも行くというようなコースが。
-- 一見、なにも統一性がないけれど。
酒井 旧「一条線」というつながりがあるという。
かといって、何が言えるかというと、
何も言えないんですけどね(笑)。
-- おつかれさまでした!

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下の昭和37年の系統図の真ん中にある、東西に走っている
紺色の路線が「一条線」です。
資料協力 札幌市交通資料館、札幌市交通局
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「一条線跡をだどる」おさんぽ立ち寄りマップ

話・酒井秀治/資料協力・札幌市交通局
古地図・ 「昭和33年7月1日改訂電車運転系統案内図」(札幌市交通資料館蔵)


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