てくてくしてきました。
札幌都心のイベント、出来事などに、「てくてく」おでかけしてきたレポートです。

石狩の魅力発見!バスツアーに参加しました-その3「歴史萌え」編

少し間をおいてしまったけれど、
雑誌『カイ』と石狩市のコラボバスツアー
「石狩の魅力発見!北海道を探しに行こう」
レポートその3は、「歴史萌え」。

「萌え~」すなわち、身悶えするほど心にキュンとくることなり。
特に歴史好きというわけでもないわたしでも
キュンと来るポイントがいろいろありましたよー。

石狩市の本町地区は、歴史萌えポイントが
近いところに集まっているのがいいですね。

まず、石狩弁天社と弁天歴史公園。
弁天社は、石狩でいちばん最初に建てられた
建築物と言われていて、創立は
なんと、1694(元禄7)年!

弁天社の入り口には、狛犬が小屋に入ってる・・・。

江戸時代からある古い狛犬。
北海道にはあまりない、古いものがここには
いろいろあります。

昔からある禮拝器。

絵馬。大きくて立派!

馬の絵だけでなく、武将図も「絵馬」なんだそうですよ。

ここでは、メインの弁天様と、
神格化された石狩川の主「サメ様」(チョウザメ)をはじめ
7柱の神様が祀られているのだ。

あ、サメ様とカメ様といるそうなんだけど、
この地区ではサメ様のほうが人気があるとの
ガイドさん情報も。
石狩川には巨大なチョウザメがいますからね。

こんなのが(砂丘の風資料館)。

で、わたし、知らなかったんですけど、
石狩って俳句のまちなんですね。

毎年「俳句のまち・いしかり俳句コンテスト」
というのが開かれていて、
弁天社の隣りにある弁天社歴史公園には
優勝者の句が刻まれた石碑がいっぱい。

枯山水もあるのだ。

これは水琴窟。

柄杓ですくった水を手前の石のところにかけると、
カランコロン・・・というような音が聞こえる。

短い時間しかなくてちょっと慌ただしくも、
ガイドさん、丁寧に説明してくださって、ありがとうございました。

弁天社から歩いて、移設された旧長野商店へ。

その時代のものを集めた、当時の帳場。


隣りは、長野家やこの時代に使われていた資料の展示室で、
このジオラマが面白かった。

で、さらに隣りが、いしかり砂丘の風資料館になっていて、ですね。

ここで手づくり缶詰をつくったんですけど。
こんなかわいらしい折り紙もいただいたのだ。

ヒグマがサケをくわえているところ。

石油を掘っていた時代もあり。

アオイガイという、カイダコのメスがつくる
ものすごく薄い貝も展示されていて、触れられるようになってた。

なかなか繊細できれい。
この貝は、貝の住人がカイダコというタコなんだけれど、
貝として呼ぶ場合はアオイガイという名前がついてる。
その生態も面白いので、お時間のあるときにでも
こちらのウィキペディアでも見てみてくださいませ~。

世界の砂を顕微鏡で見られたり、
ビーチコーミングの成果の漂着物が展示されていたり、
けっこう盛りだくさんな施設なんですけれど。

「歴史萌え」ということから言えば、やはり
大昔からここで人が生活してきたさまざまな痕跡の展示が、
ポイントが高かったですねー。

4000年くらい前は、石狩砂丘の内陸に発寒川が流れていて、
鮭をとる仕掛け魞(えり)も使われていたそうですよ。

日本で唯一完全な形で残っているという、
魚をとるタモも。

スタッフの方が、発掘時のようすを
いま見てきたようにお話してくださって臨場感ありました。

サケといえばクマ。
ヒグマの足跡らしいものの化石のほか、
ジオラマにもヒグマが。

つぎは、のんびりくつろいだ海辺のカフェや景色です。

(つづき)