北海道に住む多くの人たちは、他県からの「移民」。
これを書くわたしンちもそうです。
きっと、祖先がどこから来たのか謎の方も多いと思いますが、
自分のルーツを知りたいという気持ちを
どこかで持っている人も、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
さっぽろ地下街オーロラタウンで、
「苗字から北海道民のルーツを学ぶ講座『どこから北海道へ?』」というワークショップがあったので参加してきました。
写真がちょっと見づらいですが・・・
先生は、苗字家系研究家の岸本良信さん。
苗字と家系にすごく詳しくていらっしゃいます。家紋もです。
最初にわが国の苗字についてのお話から。
世の中には苗字の無い国もあったりするんですねー。
そして、日本の苗字というのは中国に影響を受けたようですが、
中国では5千種類くらい、日本ではなんと、30万種類くらいあるんですって。
びっくりじゃないですか???
なんで、こんなに多いんだろう。
そんなお話から、日本の苗字の特徴や、全国の多い苗字ランキングと北海道に多い苗字ランキングの比較をしてみたり。大きな日本地図に、参加者の出身地を自分でマッピングしてみたり。
岸本先生によれば、苗字は、地名由来、職業由来などいろいろ由来がありますが、地名由来が多いそうです。そして日本の苗字は、同じ読み方でもいろんな漢字があったりしますよね。でも「読み方が一緒なら同じ苗字」というのが原則なんだそうです。
あと、戸籍制度ができたのは明治5年で、それまでに苗字が無かった人もそのときに作れたという話をなんとなく私も聞いたことがありましたが、先生のお話では、日本では400年前くらい前から誰でも苗字を持っていて、今の苗字はその頃ほぼ決まったようだというのが意外でした。むかしは身分の高い人しか苗字が無いんだと思ってた。
他にも、「へえ~」とうなずくシーンがいっぱいあって、2時間があっという間。
会場からの質疑もすごく盛り上がりました。
先生、ホントに詳しいので、他人の苗字の話もいちいち面白い。
かなりの個人情報まで飛び出し・・
つづきは終了後個人的に、というところでお開き。
わたしも、終了後、先生の苗字データベースで、自分の名前がどの地域に多いのか検索していただくことができました。
わたしの苗字・・・・、わたしの前の世代もその前も、某東北の地域がルーツなので、てっきりわたしの父方のルーツは東北なのかと思っておりましたが・・・・、調べてもらったら、どっこい。
全然ちがうじゃないですか。
なんと、九州の福岡にもっとも多い苗字だったのでした。
九州とは血のつながりが無いと思っていたワタクシ・・びっくり。
高校のときに生物の実験で血液型を調べて、いままでA型だと思っていたのにO型だと判明したとき以来のびっくりな出来事でしたよー・・・。
もっと掘り下げたいと思いました。
ちょっとしたミステリーのノリで(笑)。
自分の知らざる一面が暴かれたような午後でした。
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