「紙魚の会」というみなさんの、手づくり製本展に行ってきた。
単に「手で製本する」だけではないのであります。
それは、世界に一つだけしかない本、なのであります。
世の中のありとあらゆる紙が選択肢。
紙ではなくて、木材をつかった製本もあった。
装丁や、製本のしかたも、自由自在。
要するに、自分が表現したい世界を、
「本」という手に取れるモノに表していて、
開いて、めくることで、作者の興味や愛好するものの世界が
直接伝わってくる気がしました。
たとえば、1枚ずつだとバラバラのポストカードや、切り抜きを、
「1冊の本」に綴じることによってとっておきの「写真集」になる。
好きな色や素材の台紙にのせたり、表紙をつけることによって
「お気に入り」を見る楽しみが、二重に三重にふくらむ。
これは、わざと「紙魚」が本を食べたあとのように、
題字が見える形にくりぬいてある表紙。
かわいかった。
素敵な手づくりの世界でした。